あなたは、産後にうつになるのは
ママだけと思っていませんか?
実はパパ、夫も産後うつになるんです。
「パタニティブルー」と言いますが
パパにも赤ちゃんが生まれた後には
ストレスがかかるんです。
そこで今日は「パパの産後うつ」と
その対処方法についてお話しします。
ママの「産後うつ」は出産によって
ホルモンのバランスが崩れて起こると
言うことは以前にお話ししています。
「ガルガル期」とも呼びますね。
ところが男性、つまりパパも産後うつに
なることがあるんですよ。
ご存知でした?私は知りませんでした。
でも、よくよく考えればパパだって
発症する環境はあるなって感じました。
目次
夫の「産後鬱」の知識
では、まずその兆候のある行動を
確認していきましょう。
兆候の行動
次のような行動や言葉が出てきたら
うつ状態、もしくはうつになってる
可能性があります。
- 無気力で、何も話さない
- 好きだった趣味(ゲーム・映画など)もしない、見ない
- 食欲が低下した
- 以前よりアルコールの量が増えた
- 突然泣き出す
- 「死にたい」と時々言うようになった
原因
では、なぜパパも産後うつになって
しまうのでしょうか?
これにはいくつかの原因があります。
環境の変化
赤ちゃんが生まれる前はほとんどが
あなたと二人で「夫婦だけの生活」
だったことが多いと思います。
両親と同居の時もあるでしょうが
少なくとも、自分達のやりたいことは
できていたはずです。
夫婦で出かけたり仕事から帰ってきて
夫婦の時間があって語り合うことも
あったでしょう。
時には、妻に仕事の愚痴を言ったり
言い合うもありましたよね?
それが赤ちゃんが生まれたとたんに
ほぼ不可能となります。
「赤ちゃん中心」の生活に様変わりを
せざる負えなくなってしまいます。
夜の営みも、産後はうっとうしくなり
拒否していませんか?
これも原因のひとつです。
このようなことがどんどん積み重なり
夫のストレスがたまっていきます。
体調不良でも相談できない
ママは、毎日育児に追われています。
もう自分のことで手一杯です。
パパが仕事が忙しいのならなおさらで
「ワンオペ育児」という造語もできる
ほどの現代です。
そんなママに、自分の悩みや体調が
よくないのを言えるはずないですよね?
これは「うつ」自体がそうなのですが
真面目な人ほどなりやすいんですよ。
全部「自分ひとり」で抱え込むことに
なります。
休日にうまく気分転換ができていて、
ストレス発散ができているのなら、
発症をすることはないんですけどね。
病気になるくらいなら休日に子育てに
参加しないぐらいの方がまだマシだと
思ってしまいます。
だって、一家の大黒柱が倒れたら
立て直すのには、とても時間が
かかることになりますからね。
両親と同居
ご主人の両親と同居している場合は
あなたと姑の仲が悪いとパパとしては
気が気でないこともあります。
これからもずっと、同居する必要が
あるなら余計ですよね。
自分の母親とあなたの板挟みにあえば
逃げ場がなくなってしまいます。
また、自分達の子育ての仕方に対して
いちいち育児に口を出してくることも
ストレスになります。
でも、これはあなたも一緒だとは
思いますけどね。
パパの産後うつの対処方法
ではどうすれば夫が産後鬱にならずに
今までどおりの元気なパパでいて
もらうことができるのでしょうか?
メンタルクリニックに行ってもらう
まずは専門の先生に診てもらうことを
オススメします。
ここでは病院選びも重要になります。
もし東京でいいのならいい病院を
知っているのでご相談くださいね。
家族として付き添いたいところですが
あなたは赤ちゃんのお世話があるので
ひとりで行ってもらっていいですよ。
また、両親が病気に理解があるのなら
付き添ってもらいましょう。
そうなると、先生は病名を判断して
診断書を書いてくれるはずです。
おそらく休職することになるでしょう。
「仕事を休んだら収入がなくなってしまうじゃない!?」
こう思ってしまいますが休職した時の
「会社の制度」があることがあります。
また、健康保険に加入をしていれば
条件に見合えば「傷病手当金」という
制度を利用することができます。
「標準報酬日額」の3分の2相当額が
支給され最長1年半まで支給されます。
だから無収入にはなりませんよ。
ぜひ、夫婦で病気に向き合っていって
ほしいです。
環境を変えてみる
小さな赤ちゃんがいるので、なかなか
難しいことかもしれませんが、
環境を変えるのはとても重要です。
パパが日中もいるのですから家族で
お散歩をしたりするもいいですよ。
近所の目も気になりますがそんなの
気にしていたら病気は治りません。
ここは、どんと構えて開き直って
堂々と散歩をしてください。
ただし「無理強い」はNGです。
行きたくなったら行けばいんです。
夫婦のコミュニケーションを大事にする
これは産後からうまくできていると
病気にはなりません。
赤ちゃんができて「家族になった」と
実感しているのなら、家族との時間も
大切にしましょう。
そしてうつになった時には決して
「頑張って」という言葉はかけないで
ください。
だって、もう十分頑張ってきた結果、
鬱になってしまってるんですから。
これ以上頑張りようがないですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私自身が、産後うつになった経験が
あって夫に迷惑をかけているので
痛いほど気持ちがわかります。
病気が回復するのには、医師の力と
家族の協力が絶対に必要です。
赤ちゃんが生まれたらママの立場が
始まりますがパパも同様です。
責任においてはパパも感じています。
「ママ、子供を俺が養って守っていかなくては」
赤ちゃんが生まれた時、こう誓った
パパもきっといることでしょう。
決して離婚など考えずに家族みんなで
乗り越えていってください。
そうすればますます「家族の絆」は
他の家族よりいっそう深まりますよ。