あなたは、お子さんが首座りが遅いと
心配になっていませんか?
「いつになったら、ちゃんと首は座ってくれるの?」
何かの病気が隠れているのかも?と
不安にもなってしまうこともあります。
そこで今日は、赤ちゃんの首座りについて
お話ししていきます。
首が完全に座る標準は、だいたい
「生後5カ月ぐらい」とされています。
また、首が座ったかどうかの判断は
4カ月検診の際「引き起こし反応」や
うつ伏せをさせて行います。
でも、この時期にできていないと
やっぱり不安になりますよね。
考えてしまうのは、こんなことでは
ないでしょうか?
- もしかしたら発達障害では?
- 脳性マヒってことはないの?
確かに、上の病気だった場合には
首座りが遅くはなるのは事実ですが
すぐ、この病気につながるわけでは
ありません。
目次
首が座っているか判断する方法
首が座っているか判断する方法は
主に3つあります。
その判断方法をお話ししていきますが
これがすべてではありません。
またここで話すのは生後5カ月までの
お子さんの話になります。
縦抱きをした時の頭の様子を観察
あなたのお子さんは縦抱きにした時
たまに首がぐらっとする程度ですか?
この時、ずっとグラグラすることなく
周りをきょろきょろと見るのなら
首が座っていると判断ができます。
これが一番、正確な判断となります。
でも、まだ首は不安定とあなたが感じ
早く首を座らせようと支えないのは
やめてくださいね。
赤ちゃんを縦に抱っこする場合は、
手で首を必ず支えてあげてください。
「引き起こし」時の首の動き方
4カ月検診で引き起こしの検査を
行いましたよね?
この時、頭がついてくれば大丈夫と
医師は首が座ったと判断します。
もし、これができなかったとしても
首が座っていないということには
なりません。
あくまでも「ひとつの判断材料」に
なるだけです。
実際、検診時に首がついてこない子は
たくさんいます。
だから「できなかった」と悲観を
する必要はありませんからね。
「うつぶせ」した時に首を起こすか観察
うつぶせにした時に、どの程度
頭を持ち上げることができるかも
検診で観察しましたよね?
でもこれも、ひとつの判断材料に
過ぎません。
なぜなら、中にはうつぶせが嫌いで
やらない子もいるからです。
よく、2ヶ月頃の検診の時に医師に
「うつぶせの練習をするように」と
言われることもあります。
これは「首の筋肉」がつけるために
させた方がいいんですね。
実は、アメリカの赤ちゃん達は
生まれた日からずっとうつぶせに
させるのが常識なんですよ。
でも、日本では事故例もあるので
あまり推奨されていませんね。
もし、やるのなら必ずママがずっと
見ていられる環境で行いましょう。
首座りが遅い場合の対処方法
では、まだ以上のことができない時は
どうすればいいのでしょうか?
生後6カ月までは様子を観察
6ヶ月ぐらいまではできなくても
様子をみましょう。
6ヶ月でまだ首が座らないのであれば、
まず検診時に医師に相談してください。
頭が重い子の場合や体が柔らかい子は
なかなか安定しないものなんです。
また、筋力が弱い場合もあります。
病気の疑いをした方がいい時期
ふつうは、生後6ヶ月過ぎても
まだ首が座っていない場合、病院で
「要検査」となります。
ただ、ここも慌てる必要はありません。
なぜなら首が座るのもやはり個人差が
あるからです。
何らかの病気がある場合は、総合的に
赤ちゃんを見て判断をします。
- 首が座っているか?
- 寝がえりができるか?
- ハイハイができるか?
- 座ることができるか?
- 伝え歩きができるか?
- ひとり歩きができるか?
見ての通り、6カ月では判断するのが
できないことですよね。
病気と診断できるのは2歳過ぎからに
なります。
だからこう思うのはまだ早いです。
「あれも、これもまだできない…異常なんだ、きっと」
これからの成長をイライラせずに
優しく見守ってあげてくださいね。
「脳性マヒ」を疑うのは時期尚早
脳性マヒには、軽度と重度の場合が
あります。
軽度の時は、首の座りが悪かったり
お座りが出来ない、一人歩きがまだ
できないことなどで診断がつきます。
でも、首座りにはとにかく個人差が
あるのですぐ「脳性マヒ」と思うのは
早いですよ。
寝返りやハイハイはできるのにお座り
できないお子さんはたくさんいます。
その逆でお座りができても寝返りや
ハイハイが全くできない子もいます。
「発達障害」の判断もまだ不可能
首すわりが遅い子が発達障害になると
いうはっきりしたデータはありません。
また、発達障害のお子さんのすべてが
幼少時に運動機能に問題があった訳では
ありません。
他の子よりも早く寝返りをができたり
歩くことが早いこともあるんです。
大切なのは、あなた不安に思い過ぎ
ないことです。
なぜなら、ママの不安は赤ちゃんにも
伝わるからです。
いつも、笑顔でいられるママでいて
あげてくださいね。
積極的にしたいバランスをとる運動
歩けるようになったら外でたくさん
遊ばせてみてください。
遊びは「上下左右」のバランスを
とる運動がいいでしょう。
公園の遊びならこんなものです。
- 滑り台
- ブランコ
- ジャングルジム
これらの運動をすると、脳の発達を
促すことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
他の赤ちゃんより遅いと、自分では
そのうちと思っていても母親や姑、
ママ友に「遅いんじゃないの?」と
言われると気になってしまいますよね。
個人差はとにかくあるものですから
心配しすぎることはありませんよ。