【赤ちゃんのはしか】感染経路・症状と「はしか」で発症する5つの合併症・後遺症

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はしかは「MRワクチン」で予防接種を

受けるようになって、昔と比べると

発症しにくい病気になりました。

でも、今「広島」ではしかの感染が

確認されています。

なんで?って気になりますよね。

そこで今日は、「はしか」の原因と

その症状、そして合併症について

お話ししていきます。

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2017年3月12日現在広島県感染症・

疾病管理センターによると、10名が

はしかに感染しています。

詳しい年齢については記載がないので

子供に感染してるかはわかりません。

でも、はしかは「飛沫感染」なので

これから予防接種を受ける赤ちゃんが

いるなら注意が必要です。

はしかの知識

かかりやすいのは6カ月以降の幼児が

多いのですが、予防接種しているのに

なぜかかってしまうのでしょうか?

赤ちゃんに感染する理由

予防接種により、はしかにかかる人は

減少しているのは、お話ししましたが

これにより次のことは増加しています。

  • 「はしかになったことがない人」が増えた
  • 成人なってから感染する人がいる
  • 予防接種を受けていても、流行しないので免疫力が低下している

「自然の麻疹」にかかることなどが

多くなってきているんですね。

また、赤ちゃんが「はしか」を発症

するのは母親が「はしか」にかかった

ことがあることも関与してきます。

母親が「はしか」にかかったことがある場合

生後3ヶ月までなら、もし赤ちゃんが

はしかにかかっても発病することは

ありません。

その後、次第に抗体が減ってしまっても

赤ちゃんがかかる可能性も低いですし、

かかった場合も軽い症状で済みます。

母親が「はしか」の経験がない場合

赤ちゃんに母から抗体を引き継ぐことが

ないのでかかる可能性があります。

母親が予防接種済みだが感染したことがない場合

予防接種を受けていても赤ちゃんには

抗体がほとんどないと言えます。

母親は予防接種済み、感染経験あり

はしかに感染していれば免疫が強まり

抗体が、赤ちゃんに移行していると

考えられます。

はしかの初期、後期の症状と治療方法

では、はしかの症状は経過によって

どのように変化していくのかを

お話ししていきましょう。

発症から2~3日後の症状

38度前後の熱が出て、咳やくしゃみ

鼻水などなので、一見、普通の風邪と

思ってしまいます。

その後、喉が赤くなって痛み出して

結膜炎を起こし、目が赤くなったり

目やにが出たりすることがあります。

そして「はしか」の一番の特徴が

「コプリック斑」が出ることです。

これは頬の内側の粘膜に赤くて小さい

白い斑点が数個~十数個出てきます。

赤ちゃんが感染すると、9割の子には

出るのでこれで「はしか」と診断

されます。

なお、コブリック斑は発疹が出てくる

時期まで続きます。

発症から4~6日後

熱は、いったん37度台に下がるので

落ち着いたかと思うと再び上がります。

この再発熱は、最初の熱よりも高く

39~40度前後になることもあります。

この時、耳の後ろと顔に赤い円型の

ブツブツとした4~5ミリの大きめの

発疹が出てきます。

次第に胸・お腹・背中・手足の先まで

2~3日にかけて広がって発疹同士が

くっついて、まだらになってきます。

そして、赤色から暗赤色・茶褐色に

変わってきて色素沈着を残しますが、

1ヶ月くらいで自然に消えてきます。

はしかのピークは4~5日目です。

この時期は充血したり声がかすれて

苦しそうな咳をします。

発症から1週間後

1週間ぐらい経つと熱は下がり始め、

急速に回復に向かいますが咳だけは

残ることがあります。

1週間を過ぎても高熱が下がらない時は

「合併症」が疑われるので、再び病院を

受診してください。

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はしかの治療方法

はしかには特効薬はありませんので

症状に応じて解熱剤や鎮痛剤を使う

ことになります。

合併症の心配がある時は抗生物質を

使い、重症な場合や合併症の疑いが

ある時は入院を余儀なくされます。

家庭では、静かな部屋寝かせ安静に

するようにしましょう。

もしかしたらおばあちゃん世代の方に

「冷やしちゃだめ」

「風に当ててはいけないよ」と

止めるように言われることがあります。

でもこれは正しくありません。

むしろ、部屋の温度が高過ぎていたり

厚着をさせすぎると体力を消耗します。

部屋の換気にも気を遣うようにして

水分の補給もこまめに行ってください。

お風呂については、熱が下がるまでは

避けてお尻をぬるま湯で洗ってあげる

ようにしてください。

病気が治った後も、体力がないので

他の病気に再びかからないように

気をつけてくださいね。

予防接種についても、体力が十分に

回復してからにしましょう。

はしかによる合併症

はしかの合併症としては、以下の

ものがあります。

  • 肺炎
  • 気管支炎
  • 咽頭炎
  • 中耳炎

この他に下痢になることがありますが

中でも一番多いのが肺炎です。

発症後、10日経っても熱も下がらず

咳もおさまるどころかひどくなったら

肺炎を起こしている可能性があります。

また、熱が下がらず痙攣や意識障害が

ある時は脳炎の疑いがあります。

はしかの後遺症

はしかの後遺症として怖い後遺症が

あります。

「亜急性硬化性汎脳円」(SSPE)です。

はしかにかかってから数年以上経って

稀に起きる脳炎の一種で、10万人に

1人の割合で発症します。

多くは学童期に始まり、最初の症状は

落ち着きがなくなり、記憶力の低下や

異常行動などが見られます。

進行すると、痙攣や体が不自然に動く

不随意運動や視力障害などが現れます。

さらに進行すると痴呆、寝たきりとなり

数ヶ月~2、3年で死亡してします。

恐ろしい後遺症ですが、現在では

まだ治療法が確立されていません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

はしかは今も重症化する病気ですし

感染力も強いので他の子供と接触を

することは避けるようにしましょう。

そして1歳を過ぎたらすぐに予防接種を

受けるようにしてくださいね。

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