生後5カ月を過ぎると、そろそろ
離乳食を始めることを視野にいれる
ことになりますよね。
でも、初めてのお子さんの場合は
どんなものをどんなふうにあげれば
いいのかわからないことばかりです。
そこで今日は、離乳食の始め方と
ママさんが疑問に思うのが多い点に
ついてお話ししていきます。
離乳食の開始は、赤ちゃんの表情や
行動を見て判断できるというのは
以前の記事に書いています。
口をもごもごと動かしたり、
よだれがよく垂れるようになったり、
声を出して食べたそうにしていたら
食事に興味をしてしている証拠です。
このような行動がまだなければ、
少し待った方がいいですね。
必ずサインを出してくれるので焦らず
待ってあげてくださいね。
「早く始めないと成長に影響が出てくるのでは?」
こう考えるママもいますが、離乳食は
早く始まっても、遅くても成長には
大きな違いはありません。
ただし遅くても6ヶ月半ばになったら
始めるように目安にしてくださいね。
目次
離乳食開始に関しての心配と疑問
でも始める前にこんなことを思って
「まだ早い?」と感じていませんか?
- 湯冷ましも果汁もまだ飲んだことがない
- 体重がまだ7000グラムもない
またこんな疑問もありませんか?
- 離乳食に使う食器は消毒した方がいいの?
- 離乳食を始めたんだけどスプーンが嫌いみたい
- 始めたとたんに便秘になってしまった
まず、この心配や疑問について
お話ししていきますね。
湯冷ましや果汁が必要ない理由
これは以前の記事で書いていますが
まったく問題ありません。
離乳食の開始前に果汁などを与えると
母乳やミルクの量が減ってしまって
必要な栄養分が十分取れなくなります。
また、早くから美味しい果汁のような
甘い味を覚えると摂り過ぎる傾向が
あります。
だから母乳やミルクだけで十分です。
体重が目安にならない
食べ物が今のように豊富でない時代は
体重が7キロになるまで、待った方が
いいと言われていました。
これは、食品の衛生管理が行き届いて
おらず、母乳やミルクの栄養がまだ
足りていないと判断していたためです。
でも、現代ではそんなこともないので
問題にはなりません。
「離乳食のスタート」の目安はやはり
赤ちゃんのサインが最も重要ですので
気にしなくていいでしょう。
まだ赤ちゃんが食べ物に興味がない
様子ならしばらく待っていましょう。
離乳食用の食器の消毒
哺乳瓶のような消毒は必要ありません。
使い終わったら、すぐきれいに洗って
乾かした後に、清潔な場所で保管を
しましょう。
また、離乳食を作る時はしっかりと
石鹸で手を洗い包丁などの調理器具も
熱湯をかけたり日光消毒をしたりして
バイ菌やカビ対策を心がけてくださいね。
スプーンを嫌う場合
赤ちゃんには、口中に異物が入ると
舌で押出す「原始反射」の一種が
備わっているのは、以前の記事でも
お話しをしています。
この反射は生後4ヶ月を過ぎる頃から
徐々に消えるのですが、もしかしたら
まだ残ってるのかもしれませんね。
また、スプーンそのものの感触が
嫌いなのかもしれません。
その場合は、スプーンの素材を
変えてみましょう。
プラスチック製やシリコン製などを
試して使ってみてくださいね。
離乳食を始めるとなる「便秘」
こちらについても記事にしてますので
参考にしてくださいね。
離乳食の始め方
それでは、離乳食の始め方について
お話ししていきますね。
1日目の始め方
初めての離乳食はママもドキドキと
してしまいますよね。
今まで口に入ってくるのはおっぱいや
ミルクだったのですから、最初は
驚く赤ちゃんが多いです。
またせっかく作ったのに赤ちゃんが
食べてくれなかったり、嫌な顔を
したりするとママとしてはがっかり
しますよね?
でも、スムーズに行かないことは
当たり前ですから、気楽な気持ちで
始めましょう。
またスムーズに食べてもらえるように
赤ちゃんが、ご機嫌がいい日を狙うと
いいですよ。
まずは授乳時間のうちの1回について
離乳食+おっぱいまたミルクにします。
最初は10倍粥を滑らかにすりつぶし
小さじ1杯からスタートしましょう。
慣れてきたら、大人用に柔らかく煮た
かぼちゃやジャガイモなどを味付けを
する前に少量取り分けて与えています。
ドロドロの状態にしてスプーンひと匙
ぐらいの量を与えます。
味付けについては、食材その物の味で
十分なのでしないでいいです。
また食材の温度は常温がいいです。
熱過ぎても冷た過ぎてもダメです。
これは、消化器官がまだ未発達なので
影響が出ないように必要なことです。
3、4日経って、慣れたら2匙ぐらいに
増やして、少しずつ品数を増やして
いきましょう。
赤ちゃんはひとつひとつを舌で確かめ、
記憶にとどめていき、食材の味を
覚えていきます。
最初からいろいろな素材を混ぜると
次のようなデメリットがあるので
ひとつひとつ与えていきましょう。
- 食材の味を覚えていけなくなる
- どの食材がアレルギー反応が出たかが発見できない
離乳食を与えていくうちに赤ちゃんの
個性が出てきます。
おっぱい好きな子や小食の子もいれば
遊び食べの激しい子など色々いますが
それは赤ちゃんの個性なので叱らずに
見守っていきましょう。
中には、スプーンを使わず手づかみで
食べる子もいますが「自分で食べたい」
という意欲なので嫌がらずに大事にして
あげてくださいね。
対処としては、こぼれてもいいように
床に敷物をしいておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
離乳食が始まった頃の栄養のメインは
まだおっぱいか、ミルクとなるので
くれぐれも無理強いをしないように
してくださいね。
種類については、急いで増やす必要は
ないですが色々な味に慣れる意味でも
少しずつ進められた方がいいでしょう。
また、離乳食初期は同じ物でも飽きると
いうことはありませんからね。
最後に、食べ残した場合はその都度
必ず捨てましょう。