【パタハラで育児休暇を取れない父親】2つの原因とパタハラがなくならない理由

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毎月19日は「育児の日」というのを

ご存知ですか?

市町村によっては12日を「育児の日」に

しているところもあります。

たまたま見たテレビで男性の育児参加で

「パタハラ」に合うケースがあるという

ニュースがやっていました。

今日は「パタニティーハラスメント」に

ついて話しをします。

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男性も積極的に育児に参加してほしいと

厚生労働省では育休推進に一生懸命に

取り組んでいますよね。

ところが、日本の社会や会社は

そう簡単に育休を取るようには

なっていません。

たとえば、会社に次のように

申し出をしたとしましょう。

「育児休暇を取らせてほしい」

「育児をしたいので始業時間を遅くしてほしい」

「残業をしないようにしたい」

そこで返ってくる会社からの返事は

こんな言動です。

「はぁ?なんで男が育児休暇取るの?」

「退職届持って来い!」

「そんなふざけたやつとは一緒に働きたくない」

挙句の果てには、首にならないように

土下座で謝ったり異動を強いられるのが

日本の会社(社会)です。

こんな仕打ちを受けるのを「パタハラ」

(パタニティーハラスメント)と言います。

男性の育児参加が難しい現実とは

では、パタハラについて詳しく

確認をしていきましょう。

「パタハラ」が起こってしまう2つの理由

では、なぜこのようなことが起きて

しまうのかを考えてみました。

高度社会成長時の影響

やっぱり高度社会成長の時の影響が

あるんですね。

「男は外で働き女は家を守る」のが

常識を、未だにひきずっています。

高度成長期はこんな感じでした。

頑張ると成績が上がる

    ↓

優良・有名企業に就職できる

    ↓

頑張れば安定した収入が得られるから

どんなに辛くてもあきめず頑張って働く

    ↓

年功序列で昇進できる

    ↓

安定した老後を迎えられる

でも、今ではこの式は当てはまらず

少しずつですが能力評価に変わりつつ

あります。

この能力評価の中に「育児休暇」を

取得するのは「評価を下げる要因」に

なっちゃうんでしょうね。

女性の社会進出は、今は進んでいるので

昔のような考えは当てはまりませんが

「男性が育児を行うために休む」のは

まだまだ日本では非常識なんです。

男性が「育児休暇」を取得した場合

これは、日本人の働き方、仕事の仕方も

あると思うんですよね。

日本は長年、人より長く仕事をしている

(残業)をしている人ほど、仕事熱心で

評価が高くなかったですか?

少なくとも私の会社はそうでした。

休日出勤するなんて最高評価ですよ。

男性が育児休暇を取るということは

ある意味「仕事を放棄する」という

考え方があるのでしょう。

昔は、女性も出産したら退職するのが

常識の時代がありました。

育児休暇が取りやすい今の社会まで

20年はかかっているでしょう。

これを、稼ぎ頭の男性までもが

方向転換するのは、そんなに簡単な

ことではありませんよね。

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男性の育児休暇普及は「育児休業給付金」にテコ入れが必要

現在の日本の「育児休業給付金制度」は

以下のようになっています。

  • 6カ月までの休暇→賃金の67%
  • 6カ月以降の休暇→50%

大黒柱である父親の収入が半分に

なったら家計は困ってしまいます。

だから、長期で休みをとることなど

そう簡単にやっぱりできませんよね。

世界の育児休暇

育児について最も力を入れている国は

スウェーデンです。

「育児大国」といってもいいくらい

充実した育児休暇を取得できます。

スウェーデンの父親の育児休暇制度は

「パパクォーター制度」と言います。

これは、こんな感じになっています

  • 母親→240日の育児休暇
  • 父親→240日の育児休暇

そして、これは夫婦で譲り合うことが

できます。

ただし、父親については最低で90日は

取らないと休暇は消滅してまうので

何が何でも取ることになります。

賃金の保証もすごくて、390日間は

給与の80%が支払われます。

うらやましい限りですよね。

余談ですが、児童手当も充実していて

「16歳未満」の子供がいる家庭には

1人当り月約125ドル(13,000円)も

出ます。

それだけ会社の人員にも余裕があって、

代行できる体制が整っているという

ことなんでしょう。

ここが日本とはまったく違うところです。

日本の企業が、経費削減する時に一番に

考えるのは人件費ですからね。

少ない人数で多く働いてもらった方が

いいのですから根本が違います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ワンオペ育児も問題になってる背景は

この男性の育児休暇が取れないことに

繋がっています。

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男の人は育児をしないと妻に叩かれ、

育児に協力しようとすると会社に叩かれ

ちょっと気の毒だと感じました。

社会だけでなく、国の制度も変えないと

男性が「育児休暇」を取れるようになる

未来など見えませんよ。

男性の育児休暇を義務付ければいいと

テレビでは言ってはいましたが

私はこう思いました。

「こういう日本社会なんだから、無理な話だよ」

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