あなたのお子さんはしょっちゅう
風邪をひきやすいですか?
その度にまた風邪をひいたのか…と
ため息をついてしまいますよね。
何日も熱が下がらなくてお子さんの
世話で大変なこともあります。
そこで今日は子供が風邪をひきやすい原因と
適切な対応方法についてお話しします。
お子さんが単なる風邪だったとしても
あまりにも症状が治まらないと
あなたはこう思ってしまいませんか?
「何か大きな病気なのでは?」
でも、先生の診断は「風邪」と言われ
疑心暗鬼になることもあります。
目次
乳幼児が風邪をすぐひく原因
ではなぜ子供は、こんなにも風邪を
引きやすいのでしょうか?
その理由をお話ししますね
免疫力の影響
赤ちゃんは生まれてくる時にママから
免疫の一部をもらってきます。
生まれてすぐは免疫がまだあるので、
風邪などはあまりひきません。
でも、生後6ヶ月を過ぎると免疫が
ほとんどなくなっていまい、風邪を
ひきやすくなってしまうんですね。
親の責任
よくママさん達がこう言うことが
あります。
「子供に寒い思いをさせたから」
自分を責めてしまうんですね。
でも、あなたのせいではありません。
なぜなら風邪をひくのは寒かったのが
原因でなく「病原微生物」だからです。
風邪の元となるのは病原微生物です。
- 80~90%がウイルス
- 10~20%が細菌やマイコプラズマ
病原微生物が近くにいたからなんです。
体質と風邪の関係
また、子供が風邪をひきやすいのは
私が病弱だから…という人もいますが
これも間違いです。
「風邪を引きやすい体質」なんて
遺伝はしません。
赤ちゃんは、軽い感染症を繰り返して
風邪にかかることで、免疫力がつき
少しずつ強くなっていきます。
そうして年々、熱を出す回数や風邪を
ひくことも少なくなっていくんです。
冬に風邪が流行する理由
では寒い時期、風邪が流行するのは
なぜでしょうか?
それは、空気が乾燥し病原微生物が
蔓延しやすくなるからです。
ちなみに風邪の原因の病原微生物は
数百種類にもおよびます。
また、ウィルスについてもその数は
同様ぐらいあります。
よくこんなことを聞きませんか?
「風邪に効くワクチンを開発したらノーベル賞もの」
それはこの数百種類もの病原微生物に
感染したかを特定するのが難しいので、
そう言われているんですね。
今後も、風邪の原因を完全に判定を
することは不可能と思われます。
風邪薬の知識
風邪の原因が特定できないことは
わかりましたよね。
では、風邪をひいた時にもらう薬は
何が入っているのかを確認しましょう。
風邪薬は対処療法
これまで話したように結局のところ
原因を解消するものではないのです。
あくまでも症状だけを和らげてくれる
治療のため使用する薬ということです。
- 熱が高い場合→解熱剤
- 鼻水止まらない→抗ヒスタミン剤
- 咳がひどい→鎮咳剤
症状がひどいところに効果がある
「対処療法」のお薬になんですね。
市販の風邪薬は、これらの成分が
ミックスされているものになります。
病院の薬を飲んでも治らない理由
ママとしてはちゃんと処方された薬を
飲んでいるのに、全然よくならないと
心配になるのもわかります。
でも、毎日病院に連れて行くのは
NGです。
最終的に風邪を治すことができるのは
体にある免疫機能だけなのです。
お医者さんができるのは、あくまでも
「対処療法」だけです。
薬は症状を和らげるだけで治すことは
できません。
あなたのお子さんが薬を飲むのが
苦手な場合はこちらを参考にしてください。
風邪を引いた時の対応方法
では、子供が風邪をひいたら
どのような対応がいいのかを
お話ししていきます。
休養する
軽い風邪のうちなら家で休養するのが
一番の近道です。
体調不良な時は、お子さんも不安に
なっているでしょう。
できる限り近くで見守ってあげると
安心できます。
安静にさせてあげることを心がけて
水分をたくさんあげてください。
ご飯を食べない場合
ご飯については食べたくなさそうなら、
無理に食べさせるのはやめてましょう。
風邪で胃腸が弱っていると食べ物を
受けつけないこともあります。
熱が上がっている時の対処方法
熱が上がっている時は寒く感じるので
温かくして寝させましょう。
熱が上がりきると次は暑くなります。
汗をすごくかいたらよく拭いてあげて
くださいね。その後は薄着にして
冷やしてあげます。
熱や鼻水、咳などの症状があっても
辛そうでないようなら薬を飲む必要は
ありません。
解熱剤は控える
熱が高くても機嫌が良い場合はむしろ
解熱剤は控えた方がいいでしょう。
なぜなら、体温が上がるのは人間に
備わっている免疫機能が働いている
証拠だからです。
自分で自分を治すために体温をあげて
ウィルス退治をしているのです。
だから体温を下げる必要はないのです。
もちろん風邪かどうかわからない時や
不機嫌な時は小児科を受診して下さい。
受診時の注意点については、下の記事を
参考にしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
食事や睡眠を取れていないにもかかわらず
「薬は体に悪い」と決めつけている
ママも時々います。
でも、それは結局お子さんに無理を
させていることになります。
薬の飲ませることを我慢させる方が
よくないですからね。
安心できるおうちで安静にして
水分をたくさんあげましょう。