あなたは、今育休中でしょうか?
厚生労働省が待機児童の増加をふまえ、
育児休業を現在の1年半から2年まで
延長するニュースが流れていましたね。
またいずれ3年までに延長をすることも検討しています。
そこで今日はこの育児休業「育休」について
お話ししていきます。
育児休暇が、どういうものなのかは
あえて説明をする必要がないので
ここではしませんね。
育休が伸びると「育児休業給付金」はどうなるかというと、
こちらも同様に2年間支給されるようになります。
いずれは3年まで延ばすようです。
これを聞いてどう思われましたか?
私はいいところもあれば、悪い所もあると感じました。
育休期間延長で良くなる点
私なりに、延長されることによっていい方向へ向かうのでは?と
感じたことをまとめてみました。
追い込まれることがなくなる
保育園の入園は、通常は4月が多いですよね。
そして、これを逃してしまうと止むをえず
「退職」するしかありませんでした。
でも、これが2年に延長されると、
もう1年間のチャンスができます。
また、最高1年半という枠だったので育休を打ち切って、
0歳児で無理矢理預けるケースも多かったんです。
育休が延長となればママの気持ちにも余裕ができますよね。
空白期間がなくなる
現在の制度では、生まれ月によっては空白期間ができていたのも
解消されることになります。
家計が助かる
0歳児を保育園に預けると保育料が高くせっかく働いていても
すべて保育料に消えていたママもいるでしょう。
でも「1歳でもOK」なら、その分保育料も安くなります。
保育士に余裕が生まれる
保育所では、お子さんが小さければ小さいほど、
目が離せないので保育士を多く雇うことになります。
0歳児の保育料が高いのは人件費が
余計にかかるからなんですね。
育休が延長になれば、0歳児の保育が減少し
その分保育士も少なくて済むので
保育所を増やすこともできるのかもしれません。
育休期間の延長で悪影響になる点
それでは、恐らく次に園長によって
悪くなることをお話ししていきます。
ますますワンオペ育児が増加
育休が長くなれば、ママがお子さんと
家にいる時間も長くなります。
そうなると、パパがますます育児に参加しなくなるのでは?と感じます。
ワンオペ育児増加しませんか?これ。
今回の改定は、男性の育児参加も後押しをしているそうです。
また、男性が育児を目的に短期休暇を取れるようにすることも考えています。
「短期」っていうのが気になります。
だって育児ってずっと続くことですよ。
短期間なら家でゴロゴロして
終わってしまうんじゃないでしょうか(笑)
取れたとしても仕事、仕事で働いてたパパが
急に育児に励むとは思えません。
また、長期の育児休暇を取れたとしても
別の問題があります。
「浦島太郎状態」で復帰が困難
私は介護休暇をもらったことがあって
1年程度仕事をしなかった経験があります。
それでもほぼ浦島太郎状態でした。
仕事にもよるかもしれませんが、
チームの人は半分が新しい人でした。
仕事についても、少しずつやり方が変わっていたりして
覚え直したり、勘を取り戻すのにかなり苦労しました。
会社に2年も休んで、在籍できるのは嬉しいことですが
復帰は結構大変です。
これが3年にもなったら…
おそらく再就職とほぼ一緒ですよね。
会社の損失が増加
一人前にするにはコストがそれなりにかかってきます。
「一人前」にするために教育費などを考えると、
だいたい3年が目安となりコストは約300万円かかります。
仕事に慣れた人がいてくれたら
コストをかけなくて済みますよね。
保育園を増やすのが先
待機児童を減らすことが先では?と思いませんか?
でも、今回の改正で0歳児の保育が減少すれば
進んでくのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
なんか空回りしていると感じるのは
私だけでしょうか?
「少子化」を何とか食い止めたいから子供は大事、
女性の社会進出も進めて税収を増やしたいけど、
どっちも今のところうまく行っていません。
市販薬も、来年から税金の控除対象になるように変更されるそうですが
ふたを開けたらなんだか変な制度。
タンス預金が増えるのも無理はないですよね。
あれ?あんまり関係ない話になってしまいましたね。