【ヘルパンギーナの知識】ヘルパンギーナの症状・治療方法と2つの感染症との違い

共有してくれると嬉しいです(^^♪

暑くなってくると流行ってくるのが

「ヘルパンギーナ」ですよね。

夏風邪の原因はいくつかありますが

ヘルパンギーナはその一種になります。

そこで今日は、赤ちゃんの症状の特徴と

アデノウィルス、手足口病との違いを

お話ししていきます。

スポンサーリンク

夏風邪の代表的なウィルスなのが

この「ヘルパンギーナ」です。

梅雨の時期以降から出てくるので

よく「夏風邪」と言われています。

でも、最近は冷暖房の普及によって

病気は季節感がなくなってきています。

だから、今は夏だけに限らず

冬になることもあるんですよ。

多い時期は夏から秋にかけてですね。

かかりやすい年齢は3歳~10歳位です。

でも、ほとんどは5歳以下の

赤ちゃんや小児が多いです。

ヘルパンギーナの知識

では、ヘルパンギーナの特徴について

お話ししていきましょう。

原因

主に「コクサッキーA 群」などの

ウイルスによる感染になります。

「コクサッキーA 群」やその他のウイルスが、

感染している患者の咳やくしゃみで飛び散ります。

そして吸い込むことで感染をしてしまいます。

つまり原因元は「飛沫感染」なので

予防をするのは大変です。

また、次のことでも感染します。

  • 飛感染者の便の中に排泄されたウイルスによる経口感染
  • よだれによる感染

感染した赤ちゃんのおむつ替えや

よだれをふく時は注意が必要です。

症状

症状は、突然高熱が出るのが特徴です。

39度ぐらいの高熱なので驚くママが多いですね。

よく見ると、喉の奥の喉ちんこ付近に

ぷくっと膨らんだ「水泡」が数十個できています。

また時には、ヘルペスや口内炎

できることもあります。

水泡が破れると、ただれがひどくなり

潰瘍となって喉が痛くなりますが

咳や鼻水の症状はありません。

赤ちゃんの場合は、機嫌が悪くなって

吐くこともあります。

高熱が出てとても心配になりますが、

熱は3日で下がります。

また、水疱も1週間程度で治ってきます。

治療方法

ウィルス感染なので特効薬はなく

「対処療法」を行うことになります。

家での対処は水分の補給は充分行って

脱水症を避けるようにしましょう。

ただ、喉が痛いので飲み込むのが辛く

母乳もあまり飲んでくれないことがあります。

その場合は脱脂綿に麦茶を湿らせたり

口の周りに氷をあててあげましょう。

食事は、柔らかい食べ物や味の薄い物を

少しずつ与えるようにしてください。

高熱の対処として解熱剤(座薬)を

使用することもあります。

スポンサーリンク

潜伏期間

潜伏期間はとても長く1週間です。

通常は「4~5日」と言われています。

ただ、ヘルパンギーナのウイルスは、

症状がなくなっても2~3週間程度は

体内に残ります。

つまり、人に移す可能性があって

感染する期間がとても長いんです。

だから、兄弟がいる場合などは

子供に移ってしまう可能性が

非常に高くなります。

保育園への登園可能時期

幼稚園・保育園などは、症状が無くなり

食事がとれるようになれば登園可能と

しているところがほとんどです。

本来ならば上記のとおり、

体内に残る期間を考えた場合、

まだダメですよね。

でも、感染防止のためにその間ずっと

登園停止にするのは非現実的です。

つまり「移っても仕方のない病気」と

考えておいた方がいいでしょう。

なお、幼稚園に通っているお子さんは

治癒証明が必要な場合もありますので

確認しておくといいでしょう。

一度かかったら「ヘルパンギーナ」はならない?

この点はあなたも気になるところですよね?

実はヘルパンギーナにはいくつかの型が

あるのをご存知ですか?

一度かかった型のヘルパンギーナは

かかったころで免疫がつきますが

違う型の場合は、再びかかります。

型の違いで症状の重さが違うこともあります。

「インフルエンザ」とこの点は

一緒と覚えておけばいいでしょう。

でも、赤ちゃんも次第に免疫力が

備わってきて体力もついてくるので

病気にも対抗できるようになります。

「アデノウィルス」との違い

ヘルパンギーナとアデノウィルスは

次の点で、とても似ています。

  • 急に高熱が出る
  • 夏に流行る

アデノウィルスについては

下記でお話しをしています。

【乳児のアデノウィルス感染】プール熱に感染した時の8つの症状と治療方法
「急性胃腸炎」が流行のきざしになっています。 胃腸炎の多くはウイルスや細菌による 病原体の「経口感染」で起こるものです。 そこで今...

では、このふたつを見分ける方法は

あるのでしょうか?

違いは「喉に水泡ができる」ことです。

アデノウィルスは喉に水泡ができることはありません。

ただし、当たり前ですが正確な診断は

医師にしてもらってくださいね。

「手足口病」との違い

これは、以前の記事でお話しを

していますので確認してくださいね。

【乳幼児の手足口病】発疹の特徴と2つの行動で手足口病を判断する方法
ついこの間、私の友達のお子さんが 手足口病にかかり、ママにも移って 大変な思いをしてました。 あなたのお子さんも感染した経験は あり...

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ヘルパンギーナは重症化することは

あまりない病気です。

でも、お腹すいてるのに飲み込むのが

辛く食べられないので辛い病気です。

のたうち回ることもあるので

あなたもその姿を見ていると

辛くなるでしょう。

そして、体力が落ちている時は

大人も移る可能性があります。

赤ちゃんの看病で疲れていたり、

仕事のストレスなどがたまっていると

免疫力は落ちてしまいます。

大人も注意が必要ですので

あなたも気をつけてくださいね。

関連記事



共有してくれると嬉しいです(^^♪

フォローする