月齢の小さい赤ちゃんがいるママは
予防接種ラッシュで忙しいですよね。
忙しいスケジュールの中でさらに
任意接種も受ける必要があります。
そこで、もしかしたらあなたは
必要性に疑問を持っていませんか?
「任意接種って受けた方がいいの?」
はい、全部受けた方がいいですよ。
その理由をお話ししますね。
赤ちゃんは、生まれてから6週間を
過ぎると初めての予防接種の時期に
いよいよ突入します。
定期接種を受けるだけでも大変なのに、
その上任意接種って…しかも高額です。
現在(2016年現在)の日本の
任意接種には以下のものがあります。
- おたふくかぜ
- インフルエンザ
- ロタウイルス
B型肝炎については2016年10月より
定期接種に変更となりましたね。
あなたは、任意接種についてこのように
思っていないでしょうか?
- 副反応が怖い
- 定期接種は必ず受けた方がよくて、任意接種はどっちでもいいもの
- 任意接種は高いので受けたくない
- 受けなくても支障がないものだから任意なんでしょ?
ではひとつずつお話しをしていきます。
任意接種と副反応の関係
メディアで取り上げられるのは、
どうしても注目されやすい内容に
なってしまいます。
なぜなら、任意接種の副反応により
「こんな病気を発症しました!」と
言うニュースの方が、世間が興味を
持って、視聴率が上がるからです。
だから、予防接種を怖いものだと
誤解してしまうんですね。
副反応は、そんなに怖いことには
なりません。稀に起こることです。
定期接種と任意接種の違い
日本では「予防接種法」という法律で
接種方法が決められています。
定期接種と任意接種はこの法律により
実は分けられているだけのことで
このように呼ばれています。
- 「予防接種を行う疾病」と決められたもの→定期接種
- それ以外→任意接種
ところが、この分類に医学的な根拠は
まったくありません。
「予防接種を行う疾病」というのは
つまり「重要度」で決めているのでは
ないということなんです。
ここのところを勘違いしている方が
結構多いですよね。私もそう思って
いました。
任意だからと受けても受けなくても
いいということではありません。
「定期接種」は公費で行われていて、
国の予算確保が難しく「任意接種」と
なってるだけのことです。
予防接種を受ける理由
現在の日本は医療も進み、昔のように
「重い感染症」が流行することなどは
なくなりました。
そのため、予防接種を受けない時の
危険性が、逆に陰に隠れてしまって
わかりにくくなってしまいます。
発展途上国などでは未だに感染症が
流行をすることがあるのが現状です。
たとえば「ポリオ」なんかは日本では
現在かかっている人はいません。
だからといって、接種しなくても
いいというわけではないのです。
また、予防接種自体に危機感を持つ
ママさんもいるようです。
ここで一応、お話しをしておきたいと
思います。
仮に予防接種を全く受けなかったら
どうなるか知っていますか?
今後は、お子さんの保育所や幼稚園、
小学校で、受けている予防接種を
聞かれたり、記入したりする機会が
あります。
受けていない予防接種が数個あると
こう言い続けられます。
「なぜ予防接種を受けていないのですか?」
保育所、幼稚園は場合によっては
入園拒否されることもあります。
また、虐待されているのでは?とも
思われるかもしれません。
どんな理由であれ、予防接種はとても
重要なものとなります。
月年齢が小さければ小さいほど、
病気に対抗する抵抗力はありません。
病気にかかってしまう可能性も大きく、
重症化する危険性が高くなります。
煽っているようですがこれが真実です。
赤ちゃんの命を守るために必要なこと
なんですよ。
先進国と比較した日本の予防接種
先進国でこんなに予防接種を受けて
いないのは、実は日本くらいです。
アメリカは、任意接種の予防接種も
全部強制です。
接種が終了していないと、幼稚園や
小学校にも入学できません。
日本で任意接種の「ロタ」などは
WHO(世界保健機関)が貧しい国にも
国の定期接種にして、無料で接種して
国民を守るように指示しています。
ワクチン接種については、実は日本は
「後進国」なんです。
日本の予防接種の歴史
最後に、日本の予防接種事情について
ちょっと説明しますね。
日本では今でこそ予防接種を小さい頃
受けるのが当たり前となりました。
でも、過去には沢山の子供が亡くなり、
重度の後遺症を残したりしました。
そのため、病気が重症化しないように
予防ワクチンができました。
日本で重い感染症が流行しないのは
近年において、予防接種が徹底して
接種されるようになったからです。
例えば「ポリオ」が流行した時代は
それほど昔ではないんですよ。
ここ数十年で、予防接種の種類も
増えているという歴史もこの機会に
知っておいてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると、
- 定期任意接種は副反応が多いことはない
- 任意接種の違いは必要なものとそうでないものの区別ではない
- 国費で賄えればすべて定期接種にするべきもの
厚生労働省は現在、任意接種である
ワクチンの大部分を定期接種にする
計画を立てています。
なぜなら上記のとおり先進国として
はずかしい現状があるからです。
近い将来、任意接種はなくなる方向へ
向かっていくことになるでしょう。
今は高額となっている任意接種ですが、
子供のため家族の負担も少なくなるよう
接種を受けるようにしましょう。