任意接種の「ロタ」は任意なので
保険適用外となり値段も高くて
悩みどころのひとつですよね。
でも最近は接種することが多くなって
きているんですよ。
また「ロタ」は二種類のワクチンが
あります。ここでまた迷います。
どちらを受けたほうがいいのか、
また効果に違いはあるんでしょうか。
「ロタ」を接種する際に悩むのが、
以下の点ではないでしょうか?
- 二回と三回のどちらの接種の方がいいの?
- 二種類のどちらかを自分で選ぶことができるの?
- 同時接種は可能?
二回なら、病院に行く手間が1回
少なくて済むけど、三回の方が
効果がいいのなら、そちらの方が
いいのでは?って思いますよね。
それではひとつずつお話しします。
また、あなたが今受けるかどうかを
迷っているなら以下の記事を参考に
してくださいね。
https://tyakoblo.com/rota-hituyou/
目次
「ロタワクチン」の基本知識
ロタの予防接種には、以下のとおり
2種類があります。
また、ふたつとも注射ではなくて
飲むタイプとなります。
ロタテック(3回)→1回(2.0ml)を3回飲む
金額は、合計すると大差がないので
回数で考えて手間がかからないのは
「ロタリックス」の方ですよね。
それでは、それぞれのメリットと
デメリットについて見ていきましょう。
「ロタリックス」のメリット・デメリット
ロタリックスは「1価」といって、
ひとつの型に対応しています。
ヒト由来で人間に感染するウィルスを
弱毒化したものなので、
- 腸の管内にスムーズに増殖しやすい
- 回数は2回
でも、生後6~24週まで2回の接種を
受けて終わらなけれいけないので
時間に余裕がありません。
つまり、予防接種のスケジュールを
しっかりと組まなければなりません。
「ロタテック」のメリット・デメリット
ロタテックは「5価」で5つの型に
対応をしています。
ヒト由来のものではなくウシ由来の
ウィルスを組み替えて生成しています。
特徴は、以下のとおりです。
- 腸内に繁殖しづらい
- 「ロタリックス」よりも弱い
- 量も多く3回接種が必要
でも、生後6~32週までに接種終了を
すればよいので、スケジュールには
余裕が生まれます。
こう見ると、5つの型に対応している
「ロタテック」の方がよさそうですよね。
でも二つのワクチンに大差はありません。
ですからこうすることを提案します。
- ロタだけを単独で接種したい→回数の少ない「ロタリックス」
- スケジュールがタイトなのがイヤ、24週までに受けられなかった→「ロタテック」
「ロタワクチン」の種類を選択する方法
これは、小児科によっては種類を
選べないところがあります。
上記のとおり二種類の効果に大差は
ありません。
もし希望があれば、希望のワクチンを
採用する小児科を探すことになります。
ちなみに選べる場合は、回数の少ない
「ロタリックス」の方が接種率が高く
なっています。
他の接種との同時接種
基礎疾患がない限り、同時接種は
問題ありません。
念のため、事前にお医者様に確認を
しておくといいでしょう。
なお、同時接種については親の心情や
都合もありますよね。
なぜなら、生後2カ月になったら
予防接種ラッシュが始まるからです。
「何本も打つのはかわいそう」と
思うなら、きっちりスケジュールを
立てる必要があります。
同時接種をする人は、次のように
考えます。
- 早く免疫をつけたい
- 病院に通う回数が増える
- 回数が多いと別の病気がうつる
「1本ずつ毎週」打って泣くのと、
「1ヶ月に1回数本」打って泣くのでは
子供はどちらがいいのでしょうか?
赤ちゃんがしゃべることができるなら
聞いてみたいですよね。
結論としてはスケジュールに余裕が
あるなら単独接種でいいと思いますが、
お子さんの体調はスケジュール通りに
調整できるものではありません。
だって、予定した予防接種の日に
「体調不良で接種できない」ことも
十分ありえますよね。
私は、同時接種をして早めに目標を
達成することをオススメします。
ちなみに同時接種でも単独接種でも
副反応の可能性は同じです。
でも、仮に副反応を起こした時は
「どのワクチンなのか」の見極めが
難しくなるデメリットはあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
接種をすれば、どちらも効果は
変わりません。
ロタが流行するのは1月~4月です。
それに間に合うように接種するように
したいものですね。
流行する時期までに余裕がある計画を
組めるように生まれたお子さんなら
どちらでもいいです。
でも、流行する直前に生まれた場合は、
効果が早い「ロタリックス」の方が
いいでしょう。
同時接種は赤ちゃんには負荷が大きく
一見かわいそうな気がします。
でも、予防接種を分けてしまうと
基礎免疫がつくのが遅れてしまいます。
「万が一」の事態になってしまう事を
考えれば、決して悪いことをしている
わけではありません。
赤ちゃんの体を思うため必要なことと
いうのを忘れないでくださいね。