あなたのお子さんは、今までに火傷wp
しそうになったことはありませんか?
ママが目を離したちょっとした隙に
起こってしまうのが事故ですよね。
火傷は成長しても跡として残るので
特に注意が必要です。
そこで今日は、火傷の影響を最小限に
する応急処置についてお話します。
先日は、赤ちゃんに多い誤飲について
お話ししました。
実は「やけど」も乳児に多い事故の
ひとつとなっています。
基本的な対処法は、流水でしっかり
冷やすのはご存知ですよね。
でも、火傷をしたシチュエーションや
場所によって対処法が違ってくるのを
ご存知でしょうか?
目次
やけどした時のシチュエーション別対処方法
それでは、やけどした場所がわかる時、
わからない場合、また状態別で対処の
方法をお話しをしていきましょう。
やけど箇所が目で見てはっきりわかる場合
ストーブやアイロンなどに触った時は
火傷を、どの箇所にしてしまったかが
特定できますよね。
その場合は、火傷した所を水道の水で
5分以上冷やしましょう。
「え?5分も冷やすの!?」って声が
聞こえてきそうです。長いですよね?
でも、ここで時間を短くしてしまうと
後から赤くなってしまうことがあるので
必ず最低5分は冷やしてください。
火傷した場所が特定できない場合
お湯やスープをかぶった時なんかは
どこまで火傷したかわからないことが
あります。
もし、頭からかぶってしまったなら
頭や肩だけではなく、太ももまで
熱湯が流れているのも懸念されます。
火傷が一体どこまで及んでいるのかが
特定できない場合は、靴下やオムツなど
肌に触れている物はすぐに脱がすことは
してはいけません。
なぜなら、水泡が破れたり、皮膚が
むけてしまう危険があるからです。
肌に直接触れていない上着だけ脱がせ、
そのあとはお風呂へ直行してください。
そしてシャワーを使って服の上から
全身に水をかけて冷やしましょう。
シャワーは火傷に大活躍してくれます。
- 火傷をしているところにピンポイントで水をかけることができる
- 分からない場合でも広範囲を冷やすことができる
- シャワーをかけながら一緒に全身の状態を確認できる
ぜひ上手に使用してくださいね。
広範囲や「顔、手、指、性器」のやけどで水泡ができた場合
もし、水泡ができてしまった場合は
体表面積の10%以上をやけどをして
しまうことで「ショック状態」に
なることがあります。
「体表面積の10%」といってもピンと
きませんよね。
赤ちゃんは大人の手のひら2つ以上と
覚えておきましょう。
手や指に火傷をしてしまったため、
くっついてしまったり「性器」をやけど
してしまった場合は、尿が出なくなって
しまうこともあります。
鼻や口の周りにやけどを負った場合は
内部の様子がまったくわからないので
どうしても軽く考えてしまいます。
でも、外見以上に酷くなってることも
考えられるのです。
この場合は、自己判断せずに病院に
必ず連れて行ってください。
水泡が破れると病原菌が入りやすいので
決して、つぶすことなどはしないで
そのまま病院へ行ってください。
次に全身やけどの場合の対処法について
お話ししていきます。
全身やけどをしてしまった場合の対処方法
熱いお湯を全身に浴びてしまった場合、
これは命にかかわってきます。
次のように適切な処置を行ってください。
はさみで服を切るのは危険な理由
「火傷しちゃった!どうしよう!オロオロ」
お子さんもママもパニック状態に
なってしまうことでしょう。
「早く熱い服を脱がせなきゃ!」と
ハサミを使って服を切ってしまおうと
思ってしまいます。
でも、急いでいることで、かえって
ハサミでけがをすることもあるので
絶対に使用するのは止めましょう。
濡らしたタオルで全身を覆う
お風呂から抱き上げて水で濡らした
バスタオルで全身をくるみます。
お湯を飲んでいたら、直ちに吐かせて
病院に向かってください。
119番
そして急いで119番をしてください。
焦る気持ちもわかりますが、ここは
落ち着いて火傷をしてしまった経緯を
救急隊の方に伝えましょう。
毛布でくるむ
救急車が来るまでの間に、体の冷えを
防ぐために濡れタオルの上から毛布で
くるんで待ちましょう。
大きな火傷に場合は総合病院へ直行
ちょっとした火傷なら小児科や皮膚科で
対応が可能です。
でも、ひどい時は全身の治療が必要な
こともありますので総合病院で診察を
受けましょう。
決して行なってはいけない民間療法
民間療法でアロエや味噌、バターを
患部につけるといいと聞いたことは
ありませんか?
私も昔やけどした時に生アロエを
塗られた覚えがあります。
昔流行りましたものね、万能だって。
でも火傷への効果は全くありません。
それどころか、ベタベタにはなるし
不潔な状態になってしまいますよね。
細菌感染の心配もでてきますので
絶対にやめてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
火傷の場合は、重症度にかかわらず
まずはとにかく冷やすのが先決です。
良く冷やすことでやけどの進行を
止めることができます。
火傷した部分は細菌に感染しやすいので
衛生面でも流水で冷やすのは重要です。
また、火傷の重症度は熱いものの方が
ひどいイメージがありますよね?
でも、低温だからといって軽傷と
いうことにはなりません。
低温でも、長時間触っていれば
ひどい火傷になることもありますよ。