あなたのお子さんは、生後9か月頃
でしょうか?
この頃になると自分から食べたがり
「食べよう」という意欲が出てきて
くるようになってきます。
でも好き嫌いも出てくるようになって
バランスよく離乳食をとることが
難しくなる時期でもあります。
そこで今日は9~11カ月頃の
離乳食の悩みについてお話しします。
生後6カ月頃からスタートした離乳食も
2回食、3回食とステップアップが
進んでくるのがこの時期となります。
手の動きも発達してきて、手掴みで
自分で口に持っていくようになります。
また、奥歯で噛み潰すのもうまくなり
柔らかいものだったら前歯を使って
噛み切るのもできるようになります。
目次
生後9か月の離乳食の進め方
ではこの時期の離乳食については
どのように進めて、食材や量などは
どうしたらいいのかお話ししますね。
栄養バランスを意識
この月齢になると朝・昼・夜の3回が
離乳食となるので栄養の60~70%が
食事からとるようになります。
だから栄養バランスは考えなくては
いけませんね。
野菜、お肉、お魚、海藻類などを
バランスよく摂るようにしましょう。
好き嫌いが出てくる
精神的にもかなり成長をしてくるので
意思表示をするようになってきます。
今まですんなり食べていた食べ物を
急に嫌がることがあるのもこの頃です。
好き嫌いや、食べムラも増えますが
これは一時的なことがほとんどです。
ママとしてはちょっと困りますが
あまり神経質にならないようにして
ほしいですね。
今までどおり楽しい雰囲気で食べると
いうことを心がけましょう。
調味料の味付けもOK
今までしていなかった味付けも
できるようになります。
塩や味噌、醤油、砂糖や少量であれば
ケチャップ、ソース、マヨネーズも
使えるようになります。
ただし、使い過ぎはNGです。
毎日でなく「味に変化をつける」と
いう意識で使用してくださいね。
離乳食の硬さの目安
硬さの目安は「バナナ」となります。
スパゲティ、マカロニなどのパスタも
この時期から使えるようになります。
赤ちゃんの食べやすい長さに切って
与えてみましょう。
なお、各食材の調理の仕方は
以下のようになります。
- 野菜→小さな角切りやスティックにして柔らかくする
- 豚肉・牛肉→脂肪が多い部位はNG。もも、ヒレ肉を利用
肉や魚はほぐしてとろみをつけると
食べやすくなります。
1回当たりの量・固さの目安
この時期の赤ちゃんの離乳食の量と
固さの目安は以下を参考にして下さい。
- 炭水化物→「5倍がゆ」で90g (柔らかいご飯の場合は80gくらい)
- タンパク質(1回の量)→納豆7.5g 、肉9g、卵1/2個、乳製品80g、魚15g
- ビタミン類→トマト15g 、ほうれん草15g(野菜と果物は全体で30~40g が目安)
ポイントは、様々な種類の食材を
取り入れることです。
生後9か月過ぎの離乳食でよく悩むこと
では、この時期によく悩むことを
確認していきましょう。
3回食が進まない
これは、赤ちゃんが朝に起きるのが
遅い場合によくあることです。
赤ちゃんがゆっくり寝ていてくれると
家事がはかどり助かるかもしれません。
でも、3回食にする時は赤ちゃんを
遅くとも「8時頃」には起こして
食事を摂るようにしましょう。
これをすれば生活リズムができるので
予定が立てやすくなります。
ちっとも食べない
手づかみで食べたがったり手で掴んで
ぐちゃぐちゃにするだけで食べない
お子さんがいます。
親としては、食べるのが遅いので
イライラしてしまいますよね。
でも、手づかみすることで学習を
していますのでしばらくはさせて
あげてくださいね。
赤ちゃんは、手で物を触ったり
口で舐めたりすることによって
どんなものかを確かめています。
ママにしてみれば、遊んでるように
見えますが、これで物を掴むコツや
口へ持っていく方法を学んでいます。
ただし、お皿を投げたり、ひっくり
返した時はこう言い聞かせてください。
「お皿は食べ物をのせるものだよ!だからダメ!」
牛乳や卵は離乳食に使っていい?
特に先生の方から離乳食に牛乳や卵を
使用しないように指導がないのなら
使って構いません。
通常、卵は7~8ヶ月頃から固ゆでの
卵黄1個分を使うことができます。
加熱した全卵だったら1/3はOKです。
また牛乳は加熱すれば生後6ヶ月頃から
飲ませてかまいませんが、いい牛乳を
あげてくださいね。
ただし両親、兄弟に食物アレルギーが
ある場合は離乳食の開始前に医師に
必ず相談をしてくださいね。
スプーンを持たせても食べない
この月齢ならまだ自分でスプーンを
使って食べられる子は少ないです。
手づかみやぐちゃぐちゃにしたりを
繰り返しながら、少しずつ1人で
食べることができるようになります。
大切なのは「食べる意欲」を
持たせることです。
こんなふうに工夫をしてみてください。
- 自分で手を伸ばせるようにパン
- スティック状の茹で野菜、魚の切り身
赤ちゃんが手で持ちやすいように
工夫をしてくださいね。
また、運動量や食事の間隔なども
見直してみるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
離乳食を食べる時間を決めて
3回食を進めていきましょう。
果物は糖分が多いので、控えめに
することも心がけてくださいね。