あなたの赤ちゃんは鏡をよく見ますか?
自分が映ってるのは、分かっては
いないと思いますよね?
でもよく、鏡を見てすごく喜んだり
鏡の前に立って見せると「あ~」など
言うことがあります。
そこで今日は、赤ちゃんが鏡を見て
反応する意味についてお話しをして
いきます。
月齢のまだ浅い赤ちゃんは鏡を見ても
最初は見るだけです。
でもそのうち反応が変わってきます。
いろいろな反応をするようになって
くるんですね。
目次
鏡でわかる赤ちゃんの発達
では、月齢とともに変化する反応と
その意味をお話しします。
生後4カ月を過ぎた場合
それまでは鏡を見ても、まるで関心を
示さなかったのに生後4ヶ月を過ぎると
まず、おもちゃについてるミラーに
興味を持ちます。
そして、姿見やママの手鏡などにも
興味を示すようになってきます。
鏡に「あ-あ-」と何か話しかけます。
見ているだけで癒されますよね。
当然ですが、最初は映ってるのは
自分だとは認識はできません。
「誰だ?」「なんだ、こっちも見ているな!」
こんなふうに思ってるのでしょう。
鏡の中の「誰か」は色々な表情をするし、
手を伸ばすと、あっちも同じように
手を伸ばしてきます。
鏡は赤ちゃんにとっては、魅力的な
おもちゃです。
鏡がひとつあれば、いつまでも
自分の顔を映して、遊ぶことが
しばらく続くでしょう。
「自分が笑うと、同じように笑う」
このようなことを繰り返しているうち、
赤ちゃんはこう考えるようになります。
「自分と同じように動くってことはもしかしてこれは自分?」
そして顔を近づけてみたり、離したり、
時には鏡をペロンと舐めてみたりして、
「ここに見えているのは自分なんだ」と
やっと確信します。
成長がさらに進むと全身が映る鏡を見て
手足を動かして、自分の全身を確かめる
ようになります。
こんな時はママも「この子誰?」などと
話しかけて注意を促してみましょう。
生後10カ月過ぎてからの反応
生後10ヶ月くらいになると鏡映る
「自分以外」もわかるようになります。
鏡を覗き込んでご機嫌に遊んでいる
赤ちゃんの後ろからママが覗き込むと
「はっ!」として後ろを振り返ります。
そしてそママがいるのを確認をすると、
ニッコリと笑い返してくれたり、
嬉しそうで安心したような顔をします。
つまり鏡の中に自分以外の人がいて、
そして、自分とその人の位置関係も
わかってきています。
「鏡の中のママが笑うと、赤ちゃんも笑う」
鏡を通してのコミュニケーションが
できるようになるんですね。
1歳からの反応
1歳を過ぎつかまり立ちができると
今度は、全身が映る鏡を見て急に
裏側に回って覗き込むことがあります。
すでに映っているのが自分とは分かって
いるんですがやっぱり不思議なんです。
裏側に回っても何もないのがわかると、
ここで、ちょっとびっくりします。
この行動は好奇心が湧きそれを自分で
確かめようとする意欲の表れです。
こうやって、鏡というものの性質を
学んでいくことになります。
1歳半になった時の鏡への理解力
1歳半になれば、鏡には自分が映って、
「自分の顔」の状態を確認することが
できるようになります。
たとえば顔にシールが貼ってあれば
鏡を見て剥がすことができます。
赤ちゃんの鏡の迷信
「赤ちゃんに鏡を見せると人見知りになる」
よくおばあちゃんがこのようなことを
言うことがあるようですね。
でも決してそんなことはありません。
逆になんで昔こんな風に言われたのか
不思議になりますよね。
でもちゃんとした理由がありました。
赤ちゃんは自分の顔が映るのが好きです。
だから、川や海などに行った時に
水に映っている自分の顔を覗いて
水の中に落ちる事故になる可能性が
あるからです。
なるほどって思いますよね。
注意したい「鏡を置く場所」
全身用の鏡は倒れるととても危険です。
ハイハイや掴まり立ちが始まっても
鏡に寄り掛かったり、近づくことが
なかった場合は油断してしまいます。
特に移動が可能なキャスター付きの物は
「車輪のついた物は簡単に動かせる」と
気がつくとおもちゃになってしまいます。
鏡好きな子は「鏡も遊び道具の一つ」と
するので、置かないのが一番です。
置くのなら、しっかりと固定をして
赤ちゃんに見せてあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんは鏡が大好きです。
じっと見つめたりニヤっと自分の顔を
ナルシストのように見たりして本当に
おもしろくて可愛いですよね。
ママと鏡越しにもアイコンタクトが
出来るので上手に利用してください。