あなたの赤ちゃんは、健やかで元気な
毎日を送れているでしょうか?
でも、赤ちゃんの体調が急変して
症状がひどい時は、入院を余儀なく
されることがあります。
そこで今日は入院になった時の
注意事項についてお話しします。
あなたは、この前置きでこう感じて
いませんか?
「うちの子は元気だから、入院する心配なんてないから関係ないわ」
だとしたらちょっと待ってください。
赤ちゃんの異変は突然起こります。
もし、入院することになった時に
慌てずに済むように、ある程度の
知識を持っておいた方がいいです。
目次
病院に行くべきか判断する方法
それでは、病院に行く判断から入院に
いたるまでをお話ししていきますね。
いち早く病院へ行った方がいい理由
赤ちゃんの場合、予定を立てて入院に
なることは少ないです。
ほとんどの場合が、緊急入院となり、
かかりつけの小児科から紹介状を
もらうケースが多くなります。
そうなったら、早目に紹介された
病院に行ってくださいね。
なぜなら、紹介先の病院でもう一度
再診察し検査結果を評価をした上で
治療方針を決めるからです。
親としては、少しでも早く治療を
開始してほしいところですよね。
ところが、すぐに治療は始まりません。
始まるまでに時間がかかるものです。
また、多くの病院では17時を過ぎると
医師や看護師、検査技師の人数は少なく
なってしまいます。
そうなると、必要最低額の検査や
治療しか行えなくなってしまいます。
「子供が寝てしまったので、起きてからと思って来ました」
「入院の準備に時間がかかってしまい、遅くなってしまいました」
実際このような理由で夜になってから
病院を受診して、入院となるケースが
多くなっています。
つまり、治療をいち早く始めることが
最優先となります。
明らかにいつもと違うと思ったら、
今でなくてもできることは後回しで
できるだけ早めに行動してください。
そして、なるべく迅速に入院して
早めに治療を始めることが大切です。
子供にウソをついて入院するのはNG
入院などしたことがない子供に
こんなふうに言ってしまうことが
結構あります。
「おもちゃを買いに行こうね」
「お医者さんに診てもらうだけだからね」
これは、かえって子供を不安に
させてしまいます。
3歳ぐらいになれば、わかることも
多くなってきますよね。
だから、子供がわかる範囲で説明を
してあげることが原則です。
「ママと一緒に病院に泊まるんだよ」
「○○先生が○○(体の悪いところ)を治してくれるんだよ」
こんなふうに話してあげましょう。
入院で必要になる物
では、次に入院の際に必要な物を
お話ししていきましょう。
入院が決まった時
入院が決まったら、一番最初に先生に
聞かれるのは次の確認になります。
- 予防接種歴
- 感染症患者との接触歴
感染の危険性があると判断されたら
院内感染を防ぐため、部屋は個室に
なり受け入れできる病院も限られます。
また、付き添いできるかどうかの
可否も確認されます。
なぜなら、ほとんどの病院では、
入院となる場合は、保護者が病院に
泊まる必要があるからです。
ただし、次の場合は付き添う必要は
ありません。
- ICU 、CCU 、ハイケアなどの集中治療室
- 保育保育器に入って治療
入院時
病院から詳しい説明が必ずありますが
最低限必要な物は次の3つです。
- 健康保険証
- 印鑑
- タオル
お子さんのお気に入りのおもちゃや
絵本など後から持っていってあげると
いいでしょう。
赤ちゃんが入院する基準
では、赤ちゃんの入院はどのような
基準で決まるのでしょうか?
次のような場合が入院となります。
- 病院でしか治療できない場合
- 病院でしか安全を確保できない場合
これは大人と同じものになります。
でも、子供の場合は他にも色々な理由で
入院になることがあります。
乳幼児に多い「経口摂取不良」
乳幼児に最も多いのは何らかの症状で
食事や水分が取れずに吐いてしまう
「経口摂取不良」です。
口から栄養をとることができないので
まず点滴で治療を行いますが、
他の検査で、正常値に近い状態でも
入院することになります。
また、1歳未満の場合は哺乳力不良で
入院となることもあります。
敗血症
生後3ヶ月未満での発熱は「敗血症」と
なることがあり、見逃すと大変です。
この場合、入院して細菌感染の検査を
して抗生剤を点滴する場合があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お子さんも大変ですが、付き添う親は
もっと大変です。
- ほぼ24時間付き添うことになること
- 付き添う人の食事は出ない
- お風呂は入院患者だけ可能
付き添いを変わることができる人が
いたら変わってもらいましょう。
1人ですべて行うのは若いママでも
体力が持ちませんよ。
看病する側が体調不良になったら
一大事となりますからね。